正式なシャープ コピー機
民生品は、誰もが気軽に量販店で買える商品であり、消費者により搬送の仕方も設置場所もまちまちになり、必ずしも最適の方法で搬送され、最適の場所に設置されるとは限らない。
にもかかわらず、メーカーにとっては、どのような条件でも必ず仕様どおりの性能を保証しなければならず、結果的に業務用の製品よりも品質についての要求基準は厳しくなる。
一方、コストは1インチ当たり1万円を切ることが求められており、これらをすべて満たすためには、パネルから最終製品のテレビまでを一貫して手がけることが望ましい。
これが、日本電気が最終製品までを生産することとなった大きな理由である。
同社は、すでに大手CRTテレビメーカー数社より、PDPのOEM供給の打診を受けているという。
次に日本電気のCRT、LCD、PDPのディスプレイ市場における棲み分けについての考えを紹介しよう。
まず20インチ以下のものは、小型化に長じ、薄型、軽量、低消費電力のLCDが適している。
次に、20〜33インチでは、LCDがまだ量産に達していないこと、PDPがまだ十分に低価格なCRT程度までコスト引下げができないこと、また、このクラスのCRTではそれほどスペースは問題にならないことから、CRTが最適としている。
33〜60インチでは、薄型で、機能面でも大型化に適したPDPが最適とみている。
これは、現状では40インチ級CRTの量産技術が確立されておらず、また、たとえ量産技術が確立したとしても、奥行きがlm近くなるといわれている点で、実用化が難しいためである。
ただし、従来LCDが独占してきたプロジェクションテレビの市場では、LCD、PDP共にCRTよりもはるかに薄いので、両者が十分に競合するとみている。
厚さ10cmのPDPに比べて、LCDリアプロジェクションテレビは40cm程度である。
30cmの厚みの差力斗DPに有利に働くかどうかを疑問視する向きもある。
ただし、価格が同程度になれば、PDPの方が有利になると思われる。
機能面では、今後、衛星放送など、デジタル系の静止画やパソコンの映像ソフトが増えるとみられるので、画像が鮮明なPDPが有利であろう。
さらに、42インチのディスプレイを区切って、中に小さい画面を映す多チャンネル表示の場合、視野角に優れるPDPは、小さい画面をどこに表示してもはっきりとした画像になる等の長所がある。
PDPは大型で複数の人間がみる表示ディスプレイという性格が強く、高価なこともあり、これまでは民生品よりもむしろ業務用分野において市場を開拓してきた。
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